神心流とは
士魂マークとその由来
初代~三代家元が剣舞を主流としていた為、その象徴としての剣の鍔を基本とし、身を護ることを意味している。又、桜の花五枚は大和心を表すと共に扇舞を表現している。
士魂の「士」は国を思うの士、学徳学芸を修め、上位にあって道義を重んじる人。「魂」はこの立派な人士となる為に心を練る意である。
「士魂」こそが本流がよりどころとする精神であり、目的とするところである。
婦人部
神心流会員の増加の結果、独舞独吟の発表の場がなくなり一人で舞台で吟じ舞うことに対する希望が強くなってきた。漸次会員の男女比が逆転してく中で女子会員のみで、独吟独舞の場を持ちたいとの希望がまとまり、発表会を続けている。
1.資 格 神心流会員 女子
2.実 施 年一回 三月第一日曜日とする
3.内 容 女子会員 独吟独舞とする
4.会 費 運営に必要な会費を集める
5.来 賓 神心流男子総師範以上
6.部 長 安倍呈風
7.役 員 当日出演者の中から定める
現在は、初期の目的も変更せざるを得なくなってきたが女子会員各位親睦と調和又交流の場としている。
青少年部
神心流では、初代家元の頃より、青少年の「善導育成」をその大きな柱の一つとして活動してきた。詩吟や剣舞そして扇舞を通じて、次代を担う青少年の「心と体」の健全な成長を目指し、その具体的な形の表れとして、平成四年より「神心流尚道館青少年部」を作り、発表会を催してきた。核家族化、荒廃する教育現場の社会情勢の中、神心流が目指してきた「青少年の善導育成」というものを発表会を単なる詩吟や剣舞、扇舞の発表という事のみに止まらずに実現していくべきは「家族のふれあい」であり、それをコンセプトとして、発表形態にひとつのこだわりを持った。つまり、独吟は別として、剣舞や扇舞の発表を行う際には、基本的に「その地吟は、父母や祖父母との共演をする」といったような、家族とのコミュニケーションがその練習の過程ではかれるような場を作り出そうと試みたのである。家族ぐるみで時を、話題を共有することが相互理解に役立ち、その事はひいては、青少年の「心と体」の健全な成長を促し、「青少年の善導育成」につながっていく効果をもたらすという事である。
また、練習を積み重ねるという事は、各人の中にある「技」を磨きたいという思いを見出させる事にもなり、その「思い」の実現の機会として五世家元による発表会が出来たのである。